ダイビングショップの永遠のテーマ
私たちは、成功するか否かに拘らず、未来の世代により良い世界をまた後続の世代により良い生活水準を用意する方針で活動する必要があります。
私は、これこそ私たち両組織の戦略目標だと思います。
そうすれば、戦術的にもその方針に従わなければなりません。
その反対方向の活動は、たとえ部分的なものでも排除しなければなりません。
生活水準の改善をめざすあらゆる努力は部分的なものでも、自ら採用している戦略に沿って実行しなければなりません。
あなたは、私たちが直面している重要問題は過剰人口だと示唆されました。
民主主義体制のなかで、人口増加をくい止めるにはどういう政治的に現実的な手段を採用できるでしょうか。
皆さんは米国の人口問題をすでに解決されました。
米国の人口は、移民によるそれを除けば事実上増加していません。
西欧全体でも同様です。
フランスの人口は北アフリカ人移民のため、ドイツの人口はトルコ人移民のため、英国の人口はインド人移民のため増加しています。
しかし、移民による増加を除けば、これらの国の人口は安定しています。
従って、皆さんは、他の各国が同じことを実行するよう促すため、どういうことができるでしょうか。
これらの国の動機づけは同じではありません。
ョーロッパで保健や教育は社会保障の対象です。
この傾向は米国のそれより顕著です。
ヨーロッパ人夫婦は保健費用を準備しません。
政府が1切支払うからです。
教育費用も、大学のそれを含めて政府が1切支払います。
従って、これらの国民の生活は社会的に保障されていると考えることができます。
彼らは老後に備えるため、子供たちの助けを必要としません。
インド、もしくは社会保障がなく、老人に対する保障がまったくない他の発展途上諸国では事情が違います。
これらの国の夫婦は、老後の保護を確保するため早く大勢の子供をつくっています。
こういう状況をどのように批判できるでしょうか。
私は、道義的理由で皆さんがそれを批判できるとは思いません。
インドでは子供を産まない夫婦にラジオを贈っていますが、私には現実的に賢明な方策だとは思えません。
政府の社会保障だけがその必要をある程度満たすことができます。
市民に対する社会保障が手厚くなればなるほど、子供をつくる必要は小さくなります。
また、彼らは種の存続に十分な数の子供をつくるでしょうが、それ以上はつくらないでしょう。
これこそ、私たち全員が達成を目指して努力すべきことです。
宗教の障害もあります。
カトリックの場合、ローマ法王は「産み、殖え続けなさい!」と教えています。
私はカトリック教徒です。
しかし、アャトラはイスラム教徒に同様の説教をしています。
仏教や神道も同じです。
理由は宗教間の競争です。
信徒が増えるほど宗教間の競争でさらに強くなるでしょう。
人類の生存はこの類の愚かな論拠に左右されます。
従って、私たちにどういうことができるかというご質問に対する答は、「何もできない」です。
しかし、私たちは、開発途上諸国と世界の資源を共有する努力、発展途上諸国の政府が市民の社会保障制度をつくりあげる目的で財源を増やす努力を提唱できます。
開発途上諸国の市民は、ひとたび社会保障が確保されると、私たちと同様に生活をするようになるでしょう。
私は、現在のところ他の手段を知りません。
皆さんは人の去勢を望まないでしょう。
大気汚染問題の1部は、発電所もしくは自動車内部での化石燃料の使用に関連しています。
その燃焼に伴って窒素硫黄酸化物や温室ガスが発生します。
米国の選択肢の1部ー例えば、原子力発電ーは、あまり魅力のあるものには思えません。
あなたは、工業諸国と開発途上諸国が、大気汚染問題に対処するため、エネルギー生産に関して幾つか考え方を共有できるとお考えでしょうか。
将来の選択肢は何でしょうか。
エネルギー源は大方2酸化炭素を発生します。
車はすべて2酸化炭素その他の物質を排出します。
従って、2酸化炭素は、現代文明の第1の副産物です。
あなたがいわれるように、現在のエネルギー源選択肢は、たびたび核燃料だと考えられてきました。
周知のように、核プラントはきわめて危険な代物です。
それらは2酸化炭素を発生せずにエネルギーを供給しますが、その代わり巨大な熱損失が生じます。
化石燃料発電所は発生エネルギー熱の約70%を大気に逃がします。
核・プラントの熱損失も同程度です。
従って、2酸化炭素の発生量を減らして得るものを、地球温暖化を促進して失うことになります。
さらに、核燃料は長期間存続するとは思えません。
私たちはそのことを知っています。
それは1時的手段に過ぎません。
考えられる解決策の1つは核融合です。
しかし、それはきわめて複雑な問題を引き起こします。
ウラン・プルトニウム系が選択された唯1の理由は、これを利用して兵器を製造できるからです。
その他のエネルギー発生手段で開発されていた可能性のあるものもありますが、これらは兵器の製造には利用しません。
私たちの選択には軍事的理由で誤りがありました。
その影響は、いつものように、自分たちの方にブーメランのように帰ってきました。
私たちは、世界を終焉に至らせる可能性のある兵器ー水素爆弾ーを製造しただけでなく、平和目的の核プラントも建設しました。
これらの核プラントは原子爆弾の製造工場として利用することもできるのです。
幾つかのチェルノブイリが存在します。
従来型戦争でこれらのプラントの1つに落ちた従来型爆弾は、チェルノブイリより大規模の事故を引き起こすでしょう。
もっと悪い状況の場合、例えばわが国フランスにも、従来型爆弾で爆撃すればチェルノブイリ規模の大災害を引き起こす可能性がある核プラントが散在しています。
それらは私の国にとって巨大な脅威で、まつとうな存在にとっては受け入れ難いものです。
しかし、現実はこの通りです。
従って、私たちは、当面嫌な状況に悩ませられることになります。
地中海の環境悪化は改善していますか。
また、私たちは、地中海諸国が実行してきたものから直接・間接にどういうことを学べるでしょうか。
私たちが学んだことはたくさんあります。
先ず第1のにお答えしましょう。
環境悪化は改善していません。
減速してはいます。
つまり、現在の悪化速度は以前より低い。
結果はこれだけです。
私は、13年間在任している地中海委員会事務総長として地中海条約の策定を援助し、数年前署名に至りました。
条約には、海洋汚染から環境を保護する目的で、地中海諸国政府が数十億ドル供与すべきことを規定しています。
実際には資金供与はいまだに全然ありません。
たくさんの議論があり、多数の文書が署名されましたが何も実行されていません。
地方自治体や独立当事者は実行しましたが、各国政府はまったく実行していません。
私たちが学べる教訓は、これらの国際会議に余り大きな信頼を寄せてはいけないということです。
宇宙飛行士は宇宙探検から帰還すると、神に対する感情を表明することが時折あります。
彼らが、壮大な地球や宇宙に畏怖の念を抱くからです。
あなたはたくさんの海中探検を体験されています。
神の存在に関するあなたのお考えをお聞かせください。
さて、これは非常に個人的なごです。
しかし、お答えします。
どんなにもお答えするとお約束しましたから……。
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